鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

ロータリー探求(個別記事)

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別府に生まれ 別府に生きる (そのⅣ)
NO.516 2014/3/9


今回は前回に続き「ロータリアンとして別府に生きる」と題し、述べてみたいと思います。

§ ロータリアンとして 別府に生きる

Ⅰ ロータリー入会して43年・・・この間わたしの心を捉えたものは

 ロータリーの奉仕は“Thoughtfulness of and helpfulness to others”『思いやりの心をもって他人のために尽くすこと』及び、“He Profits Most Who Serves Best”『最もよく奉仕する者、最も多く報いられる』ということです。

“Thoughtfulness of and helpfulness to others”『思いやりの心をもって他人のために尽くすこと』 
 この場合、上記原文の Thoughtfulness of and helpfulness to othersにおける othersの意味を広げ、ロータリーにおける思いやりの心は、ただ単に人に対してだけでなく、まわりの環境に対しても向けられるべきであると思っています。(これはわたしが10年以上前からとくに強調していることです)

“He Profits Most Who Serves Best”『最もよく奉仕する者、最も多く報いられる』
 そこで、「最もよく奉仕をする者、最も多く報いられる」の中の「最もよい奉仕」とは具体的にはどういうことなのか、“Nothing but the best”の奉仕を考えてみたいと思います。   
 つまり、
・製造業の場合は「これ以上の良いものはつくれない」という気持ちで、
・サービス業の場合は「これ以上のサービスはできない」という気持ちで努力すること、
・医師の場合は「患者さんのために現時点で最善の医療を施す」よう努力することであると思っております。 
 
 この2つの言葉は、ロータリーの心を自分の職業に生かすために心がけている私の好きな言葉ですが、地域のために何か良いこと、新しいことが出来ないか、常に新しい夢をえがきながら毎日の仕事にベストを尽くす努力をしております。
 その結果として世間の信用が得られ、これがいわゆるProfits(利得)につながり、ひいては地域の活性化に役立つのではないかと思う次第です。
 

Ⅱ とくにロータリー・クラブに入会後の活動 

1.別府中央ロータリー・クラブが創立以来取り組んでいる「もみじ谷植樹」の意義
1)別府もみじ谷は阿蘇くじゅう国立公園の入口に位置する広さ約30ヘクタールの谷で、別府市内を流れる朝見川の源流地域であり、大切な温泉の水源でもあります。
 それ故、モミジの植樹によるこの谷の環境保全は、温泉都市別府の生命線に関わる大切な必須事業と言えます。
2)また、この谷を北側から俯瞰する形で湯布院方面へ行く(別府~一宮)道路が走っていますが、将来この30ヘクタールの谷全体がモミジで覆われた時、その景観は日本随一のものになると思われます。                                          

2.少年少女のための「油屋熊八物語」をクラブ創立10周年記念行事の一つとして発行
 21世紀は「こころ」の時代とされていますが、今日ほど「他人のことを思い、他人のために尽くす」というロータリーの心が必要なときはありません。
 別府観光の父・油屋熊八翁の心を現代の子ども達にも伝え、子どもの感性に訴えて、子どもに夢と感動を与え、別府の未来を築く人づくりに、いささかなりともお役に立つことができれば幸いです。

3.「ロータリー物語」の発行
 ロータリーを一般の人にも分かりやすく伝えるために、2000年1月のロータリー理解推進月間を記念して「ロータリー物語」を出版、ついで当クラブの創立15周年を記念し、ロータリー創立100周年を前にその改訂版を出版しました。(2004年3月)

4.ロータリーの友(ロータリー機関誌)への投稿
 1992年2月号:温もりの中へ 別府
 2000年9月号:新しき音の泉にわく別府-世界に向けての別府アルゲリッチ音楽祭

5.ロータリーのスポークス・パーソンとして
 2001年8月以来、ホームページ“ロータリー探究”でロータリーに関することをできるだけ分かりやすく伝えるために毎週更新してきましたが、この正月で512回になりました。

6.Nothing but the best の皮膚科医療を夢みて
 また、同時にこのホームページの“クリニック・レポート”で皮膚並びに皮膚病に関する啓蒙につとめる一方、1974年以降液体窒素による凍結療法をはじめとして、1993年には低反応レベルレーザー療法を、2000年6月からは大分県ではじめてQスイッチ・ルビーレーザー治療器を導入して新しい「あざ」の治療をはじめました。

 その他、アレルギーの治療、とくにアトピー性皮膚炎の治療に関しましては、ほぼ完璧の域まで自信を持つことができ、「にきび」の治療については、誰にも負けない自身を培うことが出来ました。
 これらはすべて別府よりの発信で、最近はホームページをみて、市外、及び県外から来院する患者さんが目立つようになりました。

Ⅲ 別府市の将来について考える

 別府は美しい海あり、山あり、それに加えて日本一の温泉もあり、観光立市のすばらしさを備えていますが、これが別府市における偉大な3大資産であります。
 これは他に類をみないかけがえのないもので、この天与の資産を守り、これを別府のトレードマークとして今後の発展に生かすことが、わたしたち別府市民の使命です。

別府市の3大資源を生かした諸施策

 宮崎交通の創始者で「宮崎観光の父」と呼ばれた故岩切章太郎氏は数々の名言を残されたかたですが、氏の言う「良い観光地」に必要な、自然の美と、人工の美と、人情の美という三つの美をこころとして、別府市の3大資源を生かした諸施策を講ずることが必要と思われます。
 とくに、次のイラストに示されるように、湯けむりは別府温泉のシンボルです。湯けむりが立ち上がる光景は温泉地ならではの情緒にあふれています。
 油屋熊八が大阪商船で別府に着き、小船に乗りかえて船だまりに上がった時、蒼い鶴見岳、湯煙たなびく町、紺碧の澄んだ海に唸ったと言います。そして山と海と温泉の町・別府は今後観光客の心を大いにひきつけることになるだろうと思ったと言われています。
 恵まれた海・山の自然の景観に加えて、別府市内約50平方kmにわたり、3000に近い泉源より1日に約13万klもの温泉が昼夜の別なくこんこんと湧き出し、これが周囲の環境と相俟って湯けむりとしての風情を添えています。
 別府がいかに発展しようとも、このかけがいのない「湯けむり」を失ってはなりません。  
    



1.温泉を生かしたプロジェクト

※ 別府が誇るべき温泉研究の歴史と今後の問題
・京都大学物理学付属地球熱学研究施設・・・大正12年12月に開設。一般物理学研究のほか、火山、地熱、温泉に関する研究と教育を目的としています。
・九州大学病院別府先進医療センター・・・昭和6年に温泉治療学研究所として建設され、内科ではリウマチ、膠原病の温泉治療施設として研究が続けられてきました。
 現在ではリハビリなどにも温泉を活用しています。
・原子爆弾被爆者別府温泉療養研究所(別府原爆センター)・・・原爆被爆者が温泉療養により心の安らぎが得られ、健康保持・増進を図るために設けられたものです。
・大分県温泉熱花き研究指導センター・・・温泉熱を利用した温室で様々な花の品質改良や生花の生産、研究を行なわれています。
 わが国における温泉医療の研究は、世界に冠たるものがあり、これと平行し
て温泉保養地としての別府は非常に有名でした。 ところが、九大温泉治療学研究所が廃止され、現在の九州大学生体防御医学研究所に変わってからは昔日の感なく、心寂しく思っている昨今ですが、どうか昔のように活発でありたいものです。
 
※ 温泉資源の多角的な活用について
 温泉の健康への活用方法については、上記以外、予防医学・療養リハビリ・
老化防止など、様々な活用が開発されていますが、「人々が心身ともに健康でいられるよう支援するサービス業」としてのウェルネス産業の育成、 健康保養
温泉地としての中心的役割を果たすことが望まれています。具体的には、医療機関との連携による健康診断プログラムの開発や、温泉泥を活用したエステ「ファンゴティカ」の商品化など、色々考えられますが、そのためには医療・公衆衛生機関との連携による「温泉医療の学術的実証」の推進が別府市におけるONSENツーリズムの基本戦略の一つの柱と謳われています。
「以上、別府観光推進戦略会議(平成16年9月)の別府観光推進策に関する提
言書より」

2.山を生かしたプロジェクト 
 毎年4月の第2日曜日に実施される「つるみ岳一気登山」もいよいよ今年で20回目を迎えますが、別府の山を生かした観光プロジェクトとして既に全国的な名物となっています。
 なお、これに連動して行なわれている前述の「もみじ谷植樹」は、更なる活動の進展を図るため、この度「特定非営利活動法人別府もみじ谷トラスト機構」が設立され、施されています。
 これは、他に類例をみないプロジェクトで、かけがえのない天与の資産を守り、これを別府のトレードマークとして今後の発展のために生かすことは勿論のこと、環境保全に極めて重大な意義を見出すものとして注目に値するものであります。

3.海を生かしたプロジェクトを考える  
 これに反して、海を生かした観光プロジェクトにはまだ見るべきものがなく、今後の課題として注目されているところです。
 ところで、別府の海からの眺めの素晴らしさは世界に冠たるもので、 昔から東洋のナポリと称されています。
 このような素晴らしい自然環境に恵まれた別府ですが、今の別府の海岸線は、殆んどの海辺にコンクリートの護岸や消波ブロックが並び、実に殺風景な感じを与えています。
 この海岸線を美しく快適な海岸線に蘇らせるために、九州では久し振りの国による海岸保全施設整備事業と、県による新港湾計画が平成13年度から23年までの11ヵ年事業として始まっています。(国は、平成13年度に直轄事業として、総事業費162億円にのぼる事業実施を決定しました。)
 そして、この一連の事業として、ヨットハーバーの拡張と、アリーナ機能の充実による海上レクリエーション基地をつくるべく事業が進められていますが、貴重な風景を世界中の人々に満喫して貰うよう別府の海洋レクリエーション基地を拡充することは、将来の別府にとって不可欠のことと思われます。
 ヨットや高速艇などによる海上レジャーを更に大衆化して、別府に海のレジャー施設をつくることは、北浜のホテル旅館ならびに温泉施設と相俟って、内外からの観光客誘致に大いに役立つものと思われます。

4.国際化を推進し更なる飛躍を目指す  
 このほか、別府市では日本初の本格的な国際大学「立命館アジア太平洋大学」の開学(H12年4月)や、アジアを中心とした外国人観光客の積極的な誘致活動など国際化に向けた取組みも非常に活発です。また、来年に迫ったワールドカップサッカーでは、隣接する大分市が九州唯一の開催地となっているため、選手や観戦客にとって別府市は利便性も高く格好の宿泊地になるでしょう。
 別府を世界にアピールできる絶好のチャンスがすぐそこまでやってきています。
 「観光温泉都市」から「国際学術文化温泉都市」へ。新たな魅力を加え別府市が今後一層飛躍することを期待したいものです。


別府の将来を考えるにあたっては、もっとスケールを大きく、グローバルな考え方に立って世界の別府にすることが必要ではないかと、最後に申し述べたいと思います。

  別府に生れたからには 将来の別府を夢見て 別府を世界の別府に

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