鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

ロータリー探求(個別記事)

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ロータリーの将来について思う
NO.539 2015/9/22

 ロータリーの将来を考えるにあたっては、まずロータリーの現状を把握する必要があると思います。

§ロータリーの現状

 わたしはさきに当ホームページのNo.483(2012/10/10)において、ロータリーの現状について述べましたが、
 最近のロータリーの状況をみるにあたって気がつくことは、この10年間全世界の会員数はあまり変わりはないようですが(国際ロータリーの資料による)、女性会員数は増える傾向にあります。
 これに対して、日本の会員数は、ロータリーの友資料によると、会員数の最も多かったのは1995年1月末の130,982人で、その後は毎年減少傾向にあります。
 これを改善するためにいろいろな検討がはじまっていますが、その前に会員少傾向の原因について述べてみたいと思います。
 
会員減少傾向とその原因
1.健康上の問題
 ・メンバーの高齢化、病気、死亡
2.家庭的な問題
 ・家族の介護、家庭の事情
3.社会的な問題
 ・経営環境の悪化(経済不況や地域の過疎化…仕事が前より厳しく、多忙
 ・退職…定年退職やその他の理由
 ・会費その他の経費や負担…金がかかり過ぎる
5.ロータリーそれ自体の問題
 ・フェローシップの欠如…会員同士の親睦の欠如、会員間の派閥
 ・クラブ例会の魅力の低下…ロータリーに魅力を感じない
 ・奉仕プロジェクトに興味を感じない
 ・ロータリーに対する考え方の不足…ロータリー情報が不徹底

§会員数減少を改善するには

1.例会出席に関して
 従来は毎週1回の例会に出席し、メークアップは定例の時の前後1週間以内とされていましたが、1995年以降定例の前後2週間以内とされてきました。
 また、1998年の規定審議会の決議により、クラブ理事会承認の「クラブ奉仕プロジェクト」への出席もメークアップとなり、更に2001年の決定により、クラブ主催の地域行事や会合に参加したり、クラブ理事会に出席してもメークアップとなり、また理事会の指示がなくても、ローターアクト、インターアクト、ロータリー地域社会共同体の会合に出席してもメークアップになることが認められるようになりました。
 また、この程RIから承認された「ロータリー親睦活動」に出席した場合もメークアップとして認められるようになりました。
更に、もう一つの方法として、E-クラブでも一定の手順を経てメークアップできるようになりました。

2.会員制度に関して
・元来ロータリーは一定の区域限界を定め、その地域内に事業所あるいは住居がある適格者を職業別に分類し、その分類の中から一業種一人の原則に従って会員を推薦選挙するのが会員制度の原則でした。
・ところが、2001年度の規定審議会によりこの会員制度は大きく変わりました。
 2001年の改正で、職業分類の原則は残りましたが、一業一人制は崩壊し、会員数が50名までのクラブは5名まで、51名以上のクラブでは、会員数の10%までの正会員を選挙することができるようになりました。
・また、将来、新クラブ結成の際、1つの職業分類に2名の会員を認めることが要望されています。
・女性会員の入会を認める
当初は全員男性からなるクラブでしたが、1989年1月、シンガポールで開かれた規定審議会の決議により、事業や専門職務に従事する女性指導者が組織の会員として加わることができるようになりました。
 女性会員の入会は会員増強に大いに役立ち、今や女性会長、更に女性ガバナーの出現、果ては規定審議会にも女性の議員が選出されるようになりました。

3.クラブ・リーダーシップ・プランの導入 
 2004年11月のRI理事会で推奨ロータリー・クラブ細則の改定が行われ、
その際作られたクラブ・リーダーシップ・プランに基づいて効果的なクラブ管理の枠組みを提供することにより、クラブレベルでロータリーの強化を図るよう薦められています。
 最近、ロータリーでは、会員数が減少して積極的にボランティア活動が期待できないクラブの存在が問題になっています。このようなクラブに“終焉の淵にあるロータリー・クラブを蘇生させる妙薬”を導入することによって、会員基盤を維持、拡大し、地域社旗のニーズを取り上げたプロジェクトを実施し、成功させ、更にはロータリー財団を支援するために導入されたプランで、これを採用すべきか否かは各クラブが決めるべきもので、RI理事会が強制するものではありません。
 つまり、「ボランティア活動を行いやすくするために, 会員数の増加とロータリー財団への寄付を増やすためのプラン」ということができます。

§ ロータリー・モットーの変遷について

 次に、忘れてならないことは、ロータリー・モットーの変遷です。
 いろいろな経緯のすえ、1950年のデトロイト国際大会において「He profits most who serves best」と「Service above self」がロータリー・モットーとして採択されましたが、1989年2月に開催された規定審議会において、「Service above self」という標語が国際ロータリーの第一標語に指定され、He profits most who serves best も引き続き公式標語として残されました。
 ところが、2001年7月に開催された国際ロータリー理事会において、「第二モットーHe profits most who serves bestを使用停止にする」ことが決定されたというのです。
 これは、2001年規定審議会に提案された 「01‐678 ;すべてのロータリー用語から性に関する表現を削除することを理事会に要請する件」 が採択されたことを受けてRI理事会がとった措置であり、同時に決議23‐34の文面からもHe profits most who serves best の文面が抹消される事態になりました。
 しかし、これは日本人ロータリアンの抗議にあって11月に開かれたRI理事会は急遽この決定を撤回しました。
 ついで、2004年6月に開催された規定審議会においてHe profits most who serves best の廃止が提案されましたが、これは否決されました。
 しかしHeが使われることに反発が強く、このモットーはThey profits most who serves best と変更されました。
 なお、「歴史的に重要な文書や声明は原文を尊重する」という日本からの提案が採択されたことによって、He profits most who serves best は原文のまま残されることになりましたが、2004年11月に開催されたRI理事会ではその提案に従わないことを決定したということです。

§ 奉仕活動における最近の傾向

 従来、奉仕活動の中軸とされていた職業奉仕がわすれ去られ、人道主義に 基づいた奉仕活動、即ちボランティア活動がロータリー活動の主流となり、2005年4月をロータリー100周年のボランティア月間に指定し、各クラブは、各自が少なくとも10時間のボランティア活動を行うことを奨励しています。
 このように、最近では“ロータリーは地域社会ボランティアの世界的ネッ
トワークである”とか、国際ロータリーのウエブ上でも “Rotary is volunteer,Humanitarian organization“という言葉がみられるようになり、一般に、ボランティア活動がロータリーの表面に出ています。
 一方、ロータリーの理念を語る人は少なくなり、議論される内容は、入会を容易にするために如何に規約を緩めるとか、人道的奉仕活動、その原資となるロータリー財団の金集めの議論に終始しているというのが実情です。

 以上のようにロータリーは随分変わりつつあります。入会基準をやわらげ、出席規定を緩和して、退会防止策を強調するなど、はじめの厳しさがなくなる傾向にありますが、ロータリーの心だけは失わないよう、ひたすら祈るばかりです。

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