鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

クリニックレポート(個別記事)

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皮膚を心底 きれいにするには(3)
NO.128 2005/8/15

50年以上の経験を生かした一皮膚科医よりのアドバイス

§ 紫外線対策

紫外線と皮膚 ~ 最近、日光の紫外線に弱い人が増えている

・近年、オゾン層の破壊が取り沙汰されていますが、オゾン層の厚さが1%減少すると、太陽光線の中でとくに皮膚に悪影響を及ぼすベータ紫外線の量は2%増え、皮膚ガンは平均2%増えるといわれています。

・とにかく、紫外線の暴露を繰り返し受けますと、皮膚は乾燥して色が黒くなり、弾力性がなくなって「しわ」が出来てきます。これが「光老化」という現象です。そして、これが更にすすむと、「老人性角化症」(老人性の「しみ」や「いぼ」)ができ、「皮膚ガン」を発生する恐れもあります。

・わたしの最近2年間の経験によりますと、中高年の女性で、顔が赤くてかゆみを訴える患者さん100人について診ますと、何とその94%の人が日光の紫外線に弱いということがわかりました。

日焼けを防ぐスキンケア

 誰でも30分以上日に当ると日焼けを起こしますが、一日中で最も日差しの強い時間帯は午前10時頃より午後2時ごろまでの約4時間ですから、この時間帯は直射日光を避けることです。
 わたし達日本人の皮膚は、紫外線を防ぐために「神様から与えられたブラインド」であるメラニンの量が多く、白人ほど神経質になる必要はありませんが、肌を黒くするために日光浴や日焼けサロンに行くことはやめ、海水浴やゴルフ、スキーなど、大量の紫外線を浴びることが予想される場合には、紫外線をカットすること心掛けねばなりません。
 紫外線を防ぐ方法には色々ありますが、帽子をかぶったり、長袖のシャツを着ることから始まります。シャツ一枚でも紫外線の90%以上が、ストッキングでも50%以上がカットされるので侮れない効果があります。 帽子も顔のみでなく、眼に入る紫外線を20~30%カットしますので、サングラスと共に白内障の予防に役立ちます。
 このような物理的な方法で紫外線を防ぐことが困難な場合には、化学的手段として日焼け止めクリーム(サンスクリーン)が用いられます。紫外線カットはこれを使用した直後に始まるので、便利なものです。




紫外線に弱い人の鑑別に必要な光線過敏性テスト

 日光の紫外線に弱い人を見分ける方法に、MEDテストというのがありますが、それは、均一な放射エネルギーが得られる医療用紫外線照射装置・DERMARAYという器械を使い、日焼けに関係のあるUV-B紫外線を一定に距離から一定時間照射して、24時間後の 最小紅斑量 を測定するものです。
 この場合、測定に必要な多孔板(10ヶ所)のついた遮光布を使用し、20センチの距離から、30秒、1分、1分30秒、2分 ~ 5分と照射し、24時間後に判定することになりますが、最初に赤くなったところを最小紅斑量とし、例えばMED20cm30秒とします。
 健康な人では下図左のように、右の列の下から30秒、1分、1分30秒・・・となりますが、大体1分30秒のところから赤くなります。 しかし、紫外線に弱い人は下図右のように、それ以下のところで赤くなります。




とくに紫外線に弱い人のスキンケア

 薬などによって光線過敏症になった人や、多型日光疹、日光蕁麻疹と言ってとくに日光に弱い人は、紫外線の中でもUVAが問題になります。 曇りの日や雨の日でも皮膚に降注いでいるわけですので、油断ができません。
 
 したがって、このような人はその原因を出来るだけ早く除去することが大切ですが、それが困難な場合には、たとえ雨であろうが、曇りであろうが、外出しようがしまいが、サンスクリーンを毎日上手に使うことです。 
 即ち、毎朝顔を洗ったならば普通の場合、化粧水、乳液を使うと思いますが、その上から当クリニックで薦めるUVムースを塗るようにします。そうすると、これが同時に下地クリームを役目を果たし、その上から軽くファンデーションを使用すれば、ずっといい状態が維持できます。

サンスクリーン(日焼け止めクリーム)について

 パラアミノ安息香酸や桂皮酸、ベンゾフェノン、サリチル酸などの誘導体や、その他の紫外線吸収剤をはじめ、酸化チタンなどの紫外線を反射・散乱させる成分を含んでおり、色々な形で使用されていますが、いずれもUVBに対する防止効果が強く、UVAにも可也の防止効果をもっています。
 
 UVBの防止効果を表わす「SPF」はSun Protection Factorの略で、次のような測定法で算出されます。
 SPF=サンスクリーンを使用した場合の日焼けに要する時間 / サンスクリーンを使用しない場合の日焼けに要する時間 
 例えばSPFを10とすると、普通日本人が何も塗らずに日光浴をした場合、皮膚が赤くなるまでの時間は約30分ですから、日焼け止を塗った皮膚は300分で日焼けを起こすことになります。 つまり、SPF10の日焼け止めクリームを使用使すると5時間は大丈夫ということになります。 一般に、SPF10以上が必要で、スポーツやレジャーではSPF30以上のものがすすめられていますが、30~100にしてもその効果は殆ど変わらないとされています。

 このように日焼け止めクリームはUVBに対する防止効果が強いのですが、UVAにも可也の防止効果があり、SPF15以上のもにであればどれでもUVAを75~95%防止するはたらきをもっています。

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