鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

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ナローバンドUVB療法について
NO.178 2012/4/8

 紫外線療法は古くから乾癬(かんせん)や尋常性白斑(しろなまず)、掌蹠膿庖症(しょうせきのうほうしょう)などの治療に行われてきました。その作用機序は皮膚の免疫反応や炎症反応を抑制することにあります。
 
 ナローバンドUVBは、Narrow(狭い) Band (波長域の) UVB(紫外線B波)という意味です。
 紫外線の中にはUVA,UVB,UVCの3種類がありますが、UVBの中でも特定の狭い波長域(311-313nm)を利用した光線治療です。
 治療に必要な波長だけを使っているため、短時間の照射ですみ、副作用も少なくて済みます。

作用機序
1:サイトカインなどの液性因子への影響
2:接着分子などの細胞表面の分子の発現変化
3:病因となる細胞のアポトーシス誘導

 つまり皮膚の免疫抑制にあり、T細胞のアポトーシス(あらかじめプログラムされた細胞死)誘導、サイトカイン抑制などが効果的に行われるためと考えられています。
 通常のUVBと比べて短い波長が少なく、サンバーンを起こしにくいため照射量を上げることによって治療の有効量に達しやすいと考えられています。







ナローバンドUVB療法の実際

照射基準・・・MEDの50%ぐらいの照射(大体2分ぐらい・315mJ/cm2)で開始、その後、淡い紅班がみられるぐらいまで、約30秒ずつ徐々に照射量を増やし、淡い紅班がみられたら先回と同じ照射量に戻します。

照射頻度・・・週1~2回で、治療期間の目安は1~3ヶ月

照射部位・・・眼はサングラスで遮光する。不要な部位(発疹のない部位)は遮光布やTシャツで隠す。

ナローバンドUVB療法の適応疾患

保険適応・・・尋常性白斑、尋常性乾癬、掌蹠膿庖症、アトピー性皮膚炎
       慢性苔癬状粃糠疹(類乾癬)

保険適応外・・結節性痒疹、扁平苔癬

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