爪の「みずむし」を治す
NO.171 2010/1/31

 爪が「みずむし」になると、爪が濁って厚くなり、そのうえ爪がもろくなります。それで、外用の抗真菌剤は角層の奥深くには浸透しないため、中々効きにくく、最近では抗真菌剤の内服が治療の主流になっています。

 内服療法は外用療法と異なり、塗り忘れや塗り方に関する心配がなく、日々の治療に要する時間や手間がかからないので簡便かつ確実な方法ですが、ごくまれに肝機能障害などの副作用を起こす可能性や、他にいろいろ薬を飲んでいる患者さんの場合は、薬剤との相互作用に基づく併用禁忌などがあり、注意すべき点があります。

内服療法の実際

 .僖襯肯屠 1週間内服して3週間休む方法を3回繰り返す)

 イトリゾール(一般名:イトラコナゾール)を1回4錠を1日2回朝夕食後に1週間飲み続け、その後3週間休薬し、これを3回繰り返す方法です。

 長所と短所:内服期間が短く、治癒率が高いが、他剤との併用禁忌あるいは慎重投与が多く、投与不可能な症例が少なくなく、コストが高いことなどがあげられます。

◆)萋服用する方法(連日約半年間内服する方法)

 ネドリール(一般名:テルビナフィン)を1回1錠、毎日1回食後に約6カ月飲み続ける、コツコツ型の内服療法です。

 長所と短所:1カ月あたりのコストがイトラコナゾールに比べ安く、他剤との併用禁忌あるいは慎重投与が殆どない、などがあげられますが、内服期間がイトラコナドールに比べて長く、内服期間中は月に1回、肝機能検査を行う必要があります

内服投与の実例

53歳 男性:10年前に一度治療したが、その後治療しないまま現在に至っ
ており、両手の拇指、示指、中指 および、両足のすべての爪が混濁肥厚し
ている症例。 

 この症例に対して、ネドリール錠(一般名・テルビナフィン)毎日1錠の内服を開始したところ、次に示す写真のように、約6カ月後にはすべての爪が殆ど正常になりました。







参考資料

1.No.39 「みずむし」を治す(機2002/5/1
2.No.40 「みずむし」を治す(供2002/5/8
3.No.149 「みずむし」を治す 2006/5/25

Back