鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

クリニックレポート(個別記事)

  • HOME »
  • クリニックレポート(個別記事)
「にきび」患者にみられる最近の傾向とその治療
NO.124 2005/7/15

 皮膚科医となって50年が過ぎましたが、その前半の経験をもとに、既に皮膚病診療6巻5号(1984年)で「にきび」の治療について報告しました。
 その後、このホームページのNo.9 「にきび」の治療(2001/9/26)において、ついでNo.73 再び「にきび」の治療について(2003/10/26)、更にNo.76 「にきび」治療の新生面(2003/11/19)、No.111 「にきび」治療について思う(2004/12/30) で「にきび」に関することを度々お話してきましたが、今回は「にきび」患者にみられる最近の傾向とその治療について、その後の経験をもとにお話してみたいと思います。

「にきび」患者にみられる最近の傾向

 最近、「にきび」の患者さんを診ているうちに、これからの治療にある一定の方向と、光明を見出すことが出来ました。
 この5月に治療した「にきび」患者106例についてみますと、その中の61例は何れも女性例でしたが、大なり小なり次のような特徴をもっていることがわかりました。

1.低血圧症候群の症状を訴える人が多い
 1)低血圧
 2)肩凝り、立ちくらみ、疲れやすい、冷え性などの症状
2.月経との関係
 1)生理不順を訴える人が多い
 2)月経前、1週間位前より悪化する傾向がみられる
3.体型と皮疹の特徴
 1)体型はすらっとして、どちらかと言うと痩せ型
 2)皮疹の特徴・・・顔面とくに両頬部、頤部を中心とした部分に多い

 わたしは先に、皮膚病診療1984年6巻5号において、「にきび」の発疹と月経との関係を確認することが出来た149例について報告しましたが、月経前(約1週間前)に悪化する症例が80例(53.7%)にみられました。この中で、初診時には分かりませんでしたが、1~2ヶ月経過をみている間に判明したものが14例(9.4%)ありました。
 つまり、半数以上は月経前に悪化する傾向がありますので、治療方針の決定に際して留意しなければならないとしたのです

 この傾向は最近においても著しく、2005年5月中に受診した「にきび」患者106例の中、61例(全体の57.6%で、いずれも女性例)に上記の特徴がみられました。

治療の実際

 そこで、これらの全例に、上記ホームページでお示しした一定の治療基準に従ってプレグナンジオールを併用し、経過をみましたところ、早い人は1ヶ月位で、普通2~3ヶ月で殆んど治癒する場合が多く、併用した抗生物質(ビブラマイシン)の投与を中止しても再発がみられない症例が殆んどでした。

 このようなことは、今は亡き安田先生がすでに指摘されたことですが、抗生物質と共にプレグナンジオールの併用で皮疹の新生が全くみられなくなり、抗生物質の投与を中止しても、全く再発の認められない症例が殆んどでした。また、投与前に比して著しく症状は抑えられてはいますが、なお多少新生がみられるために長期投与を余儀なくされたものも1~2例はありました。
 以上のことから、わたしは「にきび」の治療、とくに女性患者のそれに対しましては、強い自信をもった次第です。

クリニック情報

[診療時間]
9:00~13:00
15:00~18:00
休診日/木曜日・日曜日・祝日

[住所]
〒874-0943
大分県別府市楠町14-8

[TEL]
0977-23-5841

初診ネット受付

インターネットから初診に関する事前受付のお申し込みができます。

人間ドック
JN全身シャンプー

院長アーカイブ

皆様のご参考になればと思い、資料を掲載いたします。(PDFファイル)
便秘について
大腸がん早期発見のために

名誉院長アーカイブ

PAGETOP
Copyright © All Rights Reserved.