ロータリーを一般の人にわかりやすく(2)
NO.124 2003/12/14

ロータリーの誕生とその成長

 28歳という若さでシカゴに出て法律事務所を開いた青年弁護士ポール・ハリスは、当時ものすごいスピードで発展している大都会の生活に追われ、誰もが他人のことなど考える余裕のない利己主義横行の時代に、都会生活の孤独に辟易し、少年時代を過ごした村の生活に郷愁を感じていましたが、遂に9年後(37歳の時)の1905年2月23日、同じ思いで少年時代の温かい交友の再現を求めていた ガスターバス・ローア(鉱山技師)、ハイラム・ショーレー(洋服商)、シルベスター・シール(石炭商)の3人の友と語らい、親睦と相互扶助を目的とするクラブをシカゴにつくりました。
 つまり、友愛の心でお互いに理解し合うために集り、それぞれが違った形で社会に奉仕することにしたのです。
 ところが、1906年頃になると、この互恵主義に反省が求められ、3年後には会員以外の人たちに対するサービスの概念が導入されて世のため人のためのクラブということになり、その後次々に志を同じくするクラブが各地につくられ、今や世界の166か国に広がり、クラブ数3万以上、会員総数が120万人に近い世界的規模の大きな奉仕組織に発展しました。
 これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと言っていますが、この2005年には愈々創立100周年を迎えることになっています。
 このように、歴史的にみても職業倫理を重んずる職業人の集まりですが、その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたり多大の貢献をしています。 



名称について
 ロータリーという名称は、ロータリー・クラブがはじめてつくられた当時のクラブの会合が会員の事務所で順番(in rotation)に開かれていたことから生れたわけです。
 また、ロータリーというと、ロータリークラブ及びロータリアンによって構成される組織をさす場合が最も多いのですが、場合によっては、概念をさすこともあります。

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