ロータリーを一般の人にわかりやすく(4)
NO.126 2003/12/28

ロータリーの目的と使命 

 ロータリーとは 「人道的奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に尽くすことをめざす、実業人および専門職業人が世界的に結び合った団体である。」 と正式に定義されていますが、一口に言えば世界最初の奉仕団体です。
 
 その内容は次の「ロータリーの綱領」に示されていますが、この綱領を遂行するためにクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕というロータリーにおける四つの奉仕部門を通じて奉仕活動を行うわけであります。




 要するに、職業倫理の向上がロータリーにおける奉仕活動の焦点になるわけですが、職業倫理の向上はロータリーでなくても出来る筈です。

 それでは、どこが違うかといいますと、ロータリーの特色は職業倫理向上のトレーニングとしてクラブ活動を行うことにありますが、この場合、後で述べますような「四つのテスト」に照らしてこれを行うわけであります。

 つまり、ロータリーの例会は人生の道場であり、毎週一回の例会に出席することによって心を磨き、磨かれた心を自分の職業に生かし、他人のために尽くすという思いやりの心を育てることを目的としています。
 ロータリー独特の言葉である「奉仕の理想」にはこのような意味が含まれているのです。

 したがって、ロータリーではクラブとしての団体行動よりもロータリアンの個人的な行動に重点がおかれており、ロータリアン一人一人がロータリー活動の中で自己啓発をおこない、社会における自己の立場を見出し、自分の職業を通じて奉仕活動を展開することがロータリアンの使命ということになります。

 また、ロータリアン一人一人がもっと住み良い世界を実現して行くために、色々なことを行なうチャンスはいくらでもありますが、一人では出来ることに限度があります。
 しかし、全世界の160を越える国や地域の120万人を越えるロータリアンと一緒にやって行けば、さまざまな分野での才能や力を大きく結集することができ、場合によっては各国政府が手をつけかねている問題に対して、一国の未来をも変えるような仕事をすることができ、究極的には世界の平和にも貢献できる筈ですが、現実は厳しいものがあります。

 しかしながら、ロータリーの会員であることによって、『一人の力』が国際ロータリーのプログラムにより掛け合わされて数倍の威力となり、ここにロータリーの存在意義があるわけであります。

「四つのテスト」について

 ロータリアンの行動の指針として推奨されているもので、「規則」ではありません。
 1932年、後に国際ロータリー会長(1954〜55)となったハーバート・テーラーが倒産寸前の会社を救済する方法として創案したもので、非常に効果的な方法であることが分かり、1943年以来ロータリーで使われています。




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