職場例会について
NO.509 2013/10/30

 ロータリーの初期の歴史を振り返ってみますと、最初の会合は1905年2月23日、シカゴのイリノイ州ノース・ディアボン街127番地あるユニティ・ビル7階のガスターバス・ローアの事務所で開かれました。そして、2回目はポール・ハリスの事務所、3回目はシルベスター・シールの事務所、4回目はハイラム・ショーレーの洋服店、5回目はウイリアム・ジェンセンの事務所、6回目はハリー・ラグルスの印刷所と、職場を回り持ちして会合が開かれていました。従って職場例会は、ロータリーにおける例会の原点ともいえます。
 この6回目の会合が会員の事務所で開かれる最後の会合となり、その後はシカゴのいろいろなホテルやレストランでかわるがわる開かれ、これが「ロータリー」(Rotary)という呼称の語原となったと考えられています。

 一般に、例会はロータリークラブ定款第6条で厳しく規定されており、徒に変更や取り消しを行うことはできません。ただ、「正当な理由」がある場合は、例会を、前回の例会の翌日から次の例会の前日までの間のいずれかの日または定例日の他の時間またはたの場所に変更することができます。

 そこで、各クラブでは、職場及び事業への理解を深めるために、必要に応じて会員の事業所をはじめ、さまざまな事業所を訪問し、場合によってはその事業所で職場例会が実施されています。


別府市美術館での職場例会
 
 去る10月22日12時30分より別府市美術館においてわがクラブの職場例会が開かれました。当美術館の西村駿一館長(2002〜03年度RI第2720地区ガバナー/別府東RC在籍)より卓話をいただきましたが、これを機会に当美術館について述べてみたいと思います。

 別府市美術館は、佐藤慶太郎の寄付金を基金に1959年10月、別府市公会堂(現別府中央公民館)の3階に設立されました。作品は別府市学校教育課長であった三浦直政や日本画家福田平八郎、洋画家佐藤敬ら郷土の作家たちの尽力によって収集されました。
 戦後の混乱期から立ち直り、美術や文化に関心の高まっていた時期でもあり、趣旨に賛同した多くの作家の支援により、近代日本画壇で活躍した作家たちの作品を網羅するコレクションとなりました。
 その後1971年、新設された文化会館3階に移転し、1984年5月10日現在地に移転、開館しました。絵画を中心に別府にゆかりのある竹工芸、書、歴史民俗資料、漫画などを常時展示しています。
 
 1994年より国際文化都市にふさわしい美術・文化の向上と新進作家の育成を目的として、全国公募展「別府現代絵画展」を開催しました。
 2003年、アジア全域に公募を広げ、2年に一度開催するビエンナーレ方式の国際公募展に発展させ、名称を「別府アジアビエンナーレ」に変更して開催しました。12回にわたって開催された公募展で大賞、準大賞を受賞した約30点の現代絵画を収蔵、展示しています。
 また、美術館の前庭には県指定有形文化財の笠塔婆、五輪塔をはじめ、宝塔,板碑、キリシタン塔など19基が移設されています。

海の見えるロビーで郷土大分を代表する作家の作品をじっくり鑑賞



 
 北九州出身の故佐藤慶太郎の寄付金をもとに昭和25年に設立。「温泉で体をなおし、美術で心を癒してほしい」という夢に賛同した多くの作家が快く作品を提供。明治から昭和初期にかけて活躍した安井曽太郎、梅原龍三郎、福田平八郎、小磯良平、朝倉文雄の作品や、富永一郎、宇治山哲平、片多徳郎。江藤哲などの郷土大分県を代表する作家の作品を常時展示。
 他にも地元竹工芸家の作品や現代若手画家の絵画、昔なつかしい生活用具や独楽、貨幣、古き時代の別府の歴史民俗資料などを展示しています。松林の中に建ち、ロ―ビーから別府湾が一望され、部屋によっては潮騒を聴きながら静かに作品と向き会うことの出来る美術館です。

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