鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

クリニックレポート(個別記事)

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中高年のスキンケア
NO.181 2013/7/14

 このことに関しましては既に述べましたが、その後の体験をもとに再び考えてみたいと思います。
 30~40才代になると、顔や手の甲、腕など、日にあたるに色素班が見られるようになり、そのままにしておくと盛り上がって多少「いぼ」状になることがあり、これを脂漏性角化症と言っております。

この場合の治療の基本:

・液体窒素による冷凍凝固術、Qスイッチルビーレーザーの併用によってほぼ完全に消えてしまいます。
・軽い色素班の場合はヒルドイド軟膏を何ヶ月も、あるいは年余にわたって栄養クリーム代わりに使用すると、サンスクリーンの併用と相俟ってびっくりする程きれいになります。

§ クリニックレポート でこれまで報告したもの:

・中高年の「しみ」に対するヒルドイド軟膏の効果 No.32 ( 2002/3/13 )
・脂漏性角化症の治療について No.78 ( 2003/12/11 )
・Qスイッチルビーレーザーによる「しみ」の治療 No.109 ( 2004/11/30 )
・中高年のスキンケアを考える No.167 ( 2008/4/17 )

§ 中高年の「しみ」、とくに脂漏性角化症に対するスキンケアの一考察

  日本皮膚科学会第89回大分地方会(平成23年6月26日)にて発表

 自分自身の左前額に生じた病巣にヒルドイドクリームを1日2回塗布して経過をみたところ、使用後5年位で殆ど治癒に近く、7年後には完全に治癒しました。     
 これは、酸性ムコ多糖類の一種であるヘパリン酸物質を主成分とするクリームの保湿作用と、それが吸収されて生じる真の意味での栄養クリームとしての力が発揮された結果によるものと思います。
 また、本症では脂好性のマラセチアのリパーゼが皮脂を分解して生ずる遊離脂肪酸が病変をひき起こすものとされていますが、マラセチアに対して強力な抗菌作用を有するケトコナゾールの製剤・ニゾラールローションを1日に2回少なくとも2,3ヶ月~1年以上にわたって使用しますと、皮膚がなめらかになることがわかりました。これは、その抗真菌作用の他に指摘されている抗炎症作用、抗アンドロゲン作用が相俟って有効に作用した結果と考えます。
 そこで当クリニックでは、症状がひどくて目立つものに対しては液体窒素による冷凍手術やレーザー治療を先ず行い、その後療法並びに軽度症例の60~70例に対し、先ずニゾラールローションを乳液代わりに塗布し、ついで、その上からヒルドイドクリームを栄養クリーム代わりに塗布させて経過をみています。

§ 中高年のスキンケアの主流となっている
      二ゾラ―ローション・ヒルドイドクリーム併用の経緯

 わたしは、自分自身の左前額に生じた病巣にヒルドイドクリームを1日2回塗布して経過をみ、使用後5年位で殆ど治癒に近く、7年後には完全に治癒したことを体験しましたが、これは、酸性ムコ多糖類の一種であるヘパリン酸物質を主成分とするクリームの保湿作用の他に、それが吸収されて生じた真の意味での栄養クリームとしての力が発揮されたものであると思いました。
 また、本症では脂好性のマラセチアのリパーゼが皮脂を分解して生ずる遊離脂肪酸が病変をひき起こすものとされていますが、マラセチアに対して強力な抗菌作用を有するケトコナゾールの製剤・ニゾラールローションを1日に2回少なくとも2,3ヶ月~1年以上にわたって使用すると、皮膚がなめらかになることがわかりました。そして、これは、その抗真菌作用の他に指摘されている抗炎症作用、抗アンドロゲン作用が相俟って有効に作用した結果と考えました。
 そこで当クリニックでは、症状がひどくて目立つものに対しては液体窒素による冷凍手術やレーザー治療を先ず行い、その後療法並びに軽度のものに対しては下記のようにしております。

 第一に、ニゾラールローションを顔の脂漏部位を中心に乳液代りに塗ること。
 第二に、その上からヒルドイドクリームを栄養クリーム代りに塗ること。
 
 以上を1日2回、少なくとも2,3ヶ月から1年以上にわたって気長に塗り続けることをすすめています。次にその使用状況を一部ご紹介します。



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