鳴海クリニック <消化器内科・内科・外科・皮膚科>

クリニックレポート(個別記事)

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中高年のスキンケア(Ⅱ)
NO.183 2014/4/29

このことに関しましては既に述べましたが、その後の体験をもとに再び考えてみたいと思います。

中高年のスキンケアの主流となっている
二ゾラ―ローション・ヒルドイドクリーム併用の経緯

わたしは、自分自身の左前額に生じた病巣にヒルドイドクリームを1日2回塗布して経過をみ、使用後5年位で殆ど治癒に近く、7年後には完全に治癒したことを体験しましたが、 これは、 酸性ムコ多糖類の一種であるヘパリン酸物質を主成分とするクリームの保湿作用の他に、 それが吸収されて生じた真の意味での栄養クリームとしての力が発揮されたものであると思いました。
また、本症では脂好性のマラセチアのリパーゼが皮脂を分解して生ずる遊離脂肪酸が病変をひき起こすものとされていますが、 マラセチアに対して強力な抗菌作用を有する ケトコナゾールの製剤・ニゾラールローションを1日に2回少なくとも2,3ヶ月~1年以上にわたって使用すると、皮膚が なめらかになることがわかりました。
そして、これは、その抗真菌作用の他に指摘されている 抗炎症作用、抗アンドロゲン作用が相俟って有効に作用した結果と考えました。
そこで当クリニックでは、 症状がひどくて目立つものに対しては液体窒素による冷凍手術やレーザー治療を先ず行い、その後療法並びに軽度のものに対しては下記のようにしております。

第1に、 ニゾラールローションを顔の脂漏部位を中心に乳液代りに塗ること。
第2に、その上からヒルドイドクリームを栄養クリーム代りに塗ること。
 
以上を1日2回、少なくとも2,3ヶ月から1年以上にわたって気長に塗り続けることをすすめています。

次にその使用状況を一部ご紹介します。





顔面の脂漏性湿疹並びに脂漏性角化症を伴う脂漏性湿疹様病変症例を中心に

中高年のスキンケアの主流となっている
ニゾラールローション・ヒルドイドクリーム使用例(93例)(2014年3月現在) 



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