皮膚科診療とわたし
NO.535 2015/5/30


皮膚科診療におけるわたしの考え方
        皮膚科開業医の新しい生き方を求めて

 かって、第82回日本皮膚科学会学術大会シンポジウム (昭和58年4月3日) において皮膚科開業医のあり方が論じられたが、その際、皮膚科開業医はプライマリー・ケアを行うべきであるという考え方と、専門医となるべきであるという2つの考え方があり、その選択は地域特性と医師の志向によって決められるものとされたが、わたしはシンポジストの一人としてこの中の前者をえらび、とくにこれを強調した。
 即ち、皮膚科のプライマリー・ケアに関しては、皮膚科の専門性を生かした包括医療を行うことにあるが、とくに身近なありふれた皮膚疾患のマネージメントを皮膚科医の持ち味を生かして緻密に行うことが大切であり、多岐にわたる地域保健活動を通じて地域医療にくい込むことの必要性について述べた。
 このように考えると、皮膚科医のあり方というものが極めて幅のあるものになり、単に皮膚という臓器の管理だけでなく、皮膚を通して人間全体をみる医師でなくてはならないということになる。
 一方、地域住民に対して皮膚に関する認識を深めさせ、皮膚が如何に大切な器官であるかを知って貰うことが日常生活にとって極めて重要なことであり、これが皮膚病をはやく治すことにも通じるので、皮膚ならびに皮膚科のPRを大いにする必要があると思うのである。

ありふれた皮膚疾患の治療

 1. 慢性蕁麻疹
 2 アトピー性皮膚炎
 3. 顔面の湿疹様病変
 4. 「にきび」
 5. 肝斑
 6. 「しろなまず」
 7. 手湿疹
 8. 肛囲湿疹
 9. 乳児湿疹
10. おむつ皮膚炎・皮膚カンジダ症
11. 「みずむし
12. 掌蹠膿疱症
13. 円形脱毛症
14. 多汗症・わきが
15. 「いぼ」
16. 「みずいぼ」
17. 水痘・帯状疱疹・単純ヘルペス
18. 乾癬
19. 脂漏性角化症(老人性疣贅)
20. 老人性皮膚瘡痒症

とくに外用療法について

1. 軟膏療法の基本
2. 軟膏療法の問題点
3. 皮膚疾患に応じた外用療法(機
4. 皮膚疾患に応じた外用療法(供
5. 保湿剤を如何に使用するか
6. 皮膚外用剤の混合使用について
7. ステロイド外用薬の重層法による効果検討

皮膚に関する著書

1.皮膚、この大切な器官(初 版)
              (第2版) 
2. お化粧と皮膚      
3.皮膚と「こころ」        
4.スキンケアのために       
5.「みずむし」を治す       
6.温泉と皮膚            
7.皮膚科診療のために        
8.皮膚を心底きれいにするには    
9.アトピー性皮膚炎を治す     
10.「にきび」を上手に治すには   
11.レーザー治療の魅力         
12. 皮膚科医として この道60年     

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